元ショップ店員が教えるシリーズ!
皆さん!
コートやジャケットなどを購入した時、あれ?!ポケットの口が縫い付けてある?!
裾などについている「×」印で縫い付けてあるのしつけ糸ってどうしていますか??
そんな、意外に知らないアパレル豆知識をご紹介致します!
しつけ糸って?
まず、しつけ糸ってなんなの?って思う方もいらっしゃるかと思いますのでそこからご説明致します。
正式名称は「しろも」、色のついたしつけ糸は「いろも」といいます。
洋裁では仮縫いや粗縫いなど、ベンツやベント、ダーツ、タックを押さえる為に使用している少し太めの柔らかい糸で白や、ピンク、水色、黄色などの目立つ色のものが多くあります。
どうしてついている?
洋裁で、本縫いをする前に歪みやズレなどが生じないよう仮に荒く縫い合わせるなど、洋服の形を保つためなどに使用しているのが「しつけ糸」です。
コートやジャッケトのスリット部分(ベンツ、ベント、ダーツ、タック)などの形を保つために付けてある糸なので、購入した時には外してから着てください。
外さないとスリットが広がらず生地が突っ張り、動きにくくなってしまいます。
中には、ポケットの口も縫い止めてあって使えない?!なんてことも…?
「縫ってあるのにこの糸、外していいの?」と思うかもしれませんが…そちらも形を保つ為に縫い付けてあるものなので、外しても大丈夫です!
むしろ、外さないとポケットが使えないですよね!
これだけは注意!
フラップポケットは形が崩れやすく、フラップがポケットの中に入ってしまったり、ついついポケットに手を入れてしまい、生地が伸びシルエットが変わってしまいます。
なので…
■たくさん入れない!
■重い物は入れない!
■大きい物は入れない!
ポケットを使う時は、こんなことを注意してくださいね。
こんな洋服にも付いている?!
タイトスカートなどのスリットやパンツのヒップポケットなどにも付いている場合があるので、要注意です!
気づいていないだけで付いていることも…
バツ印の糸が付いたままのタイトスカートなんてかっこ悪いですよね〜
パンツなどのヒップポケットに付いているしつけ糸は、開いてしまうとポケットが広がりお尻が大きく見てしまう可能性もあるので、外さずにそのまま履くのもおすすめ!
洋服のデザインによってそのまま付けたままか、外すか判断してくださいね♡
まとめ
いかがでしたか?お役に立ちそうでしょうか?
割と知らない方がいることに気づき、今回ご紹介させて頂きました!
これを気に、一度クローゼットの中を確認してみてください!
もしかしたら、まだついている洋服があるかもしれませんよ!
ただし、ポケットのしつけ糸に関しては自己判断でいいかと思います!
「ジャケットのシルエットが変わってしまうのが嫌だ。」「キレイな形のまま着たい」と、思う方はぜひ、ポケットのしつけ糸はあえて切らずに着てみてください!
ポケットを使わず、しつけ糸を外さず着るのもアリです!シルエットが変わってしまうのを防げるかと思います。